帰国後の住まい・学校選びー《千代田区》に興味はありますか?

帰国後の学校選び

 

本帰国後の事を決めなければならない時、皆さんはどこから手を付けますか?

考えなければならないことは本当に山ほどありますよね。

持ち家の無い方、賃貸で貸している方はまず帰国後の住まいを決める必要があると思います。

帰国後の住まいを決めるにあたり、皆さんの優先順位はどのようになりますか?

行政サービスの内容、子供の学校、通勤事情、家賃、実家とのアクセス、病院、治安・・・・

ちなみに今筆者が決めるとしたら優先順のTOP3は以下のようになります。

1.子どもの学校

2.住環境

3.通勤事情

でしょうか。

しかしながら、1位の子どもの学校の優先度がダントツです!!

そんな筆者が以前から興味を抱き続けている町。

それが

千代田区

です!

知人から千代田区の中学校は公立なのにすごい!と聞いており、興味を持っていました。

筆者の個人的な考え・事情になりますが中学校受験の熾烈さや今後も転勤が考えられることから中学校受験に舵を切れないでおります。

公立でも通わせたい!と思うような環境の学校は無いものか・・・と考えておりました。

そして以前に話に聞いていた”公立なのにすごい学校”のある千代田区はどうなのだろう、と帰国後の居住地として千代田区に興味を持つようになったという次第です。

歴史と伝統、そして先進性を併せ持つ町

 

千代田区といえばまず思い浮かぶのが皇居ではないでしょうか。

そしてその皇居を中心に大使館や日本を代表する企業がオフィスを構え、更に国会議事堂や官公庁があり、千代田区は日本の政治経済の大動脈であると言えます。

また、再開発が進みビジネスの町という顔だけでなく丸の内周辺には一流ブランドの旗艦店が軒を連ね、美術館や劇場もあり、ファッション・アートも楽しめる週末にも人が集まる町となりました。

更には江戸情緒の残る神田、世界に知られる東京のポップカルチャー発信の場でもある秋葉原など多種多様な顔を持っています。

 

千代田区のここが良さそうー行政サービス

とはいえ、あまり住む場所というイメージは無いように思います。それもそのはず、23区内で人口も世帯数も最も少ないのです!

区としても人を呼び込みたいという思いからか、潤沢な財源を元に行政サービスが充実しています。

妊娠・出産から不妊治療までをカバーしてくれる制度や高校生の医療費助成など、子育て家庭に嬉しいラインアップとなっています。

中でも注目はこちら!

千代田区の独自制度ー次世代育成手当

子供手当や子供に対する助成制度はどこの自治体も様々設けています。

筆者がこの制度をすごい!!と思ったのは

所得制限がない!

対象年齢が高校生!

千代田区外の学校(国外も含む)に通っていても受給できる!

の三点でした。

千代田区に住民登録があり、対象年齢の子供がいる家庭であればどなたでも受給可能なのです!

こうした助成金制度には所得制限がついているものが多いものですが、区内の平均所得が高いのでこうした内容になっているのでしょうか。

他の区では中々お目にかかれない制度だと思います。

千代田区のここが良さそうー公立校の充実ぶり

公立校でもブランド校というものがあります。

昔は東大合格者を数多く輩出していた、ブランド住宅街にある、学力レベルが高い。

といった理由から公立であってもブランド価値がついているのですが、近年都内においては公立ブランド校というのは名門私立中学校への進学率が高いという意味合いで言われています。

千代田区内にもこのような公立のブランド校があります。

麹町小学校、番町小学校、九段小学校、麹町中学校

伝統ある名門校、昔の話ではありますが番町小学校から区内の中学高校を経て東大入学というのがエリートの王道コースと言われていた時代がありました。

時代は変わり、その座は私立に譲りました。

そしてたとえブランド校で有名であっても公立は公立です。

教えている先生方も公務員で任期がくれば異動となります。

筆者はこうした歴史・伝統・ブランドという部分だけではなく

学校の設備!!に驚きました!

 

(上の画像はイメージであり、実際の物とは関係ありません)

麹町小学校は2003年に新校舎が完成

九段小学校は2018年に新校舎が完成。

麹町中学校は2012年に新校舎が完成。

どれも公立の学校とは思えないような設備が整っています。

ちなみに番町小学校は建て替えはされていません。

また、麹町中学校では設備ばかりではなく公立とは思えない革新的な取り組みを行っています。

それは放課後の時間に外部から各分野の専門家を雇い、生徒たちがプログラムを自由選択できるというもの。それも区立ならではの金額で!

他にも様々な取り組みがなされています。

ぜひ一度HPをご覧になってみて下さい。

HP一つとっても他の大半の公立校のものとは違い非常に充実しています。やはり新しい風を起こす学校はこうしたところをとっても違いが出ています。

お気づきの通り、気になるのはやはり・・・??

 

上記では千代田区の魅力にスポットを当てました。

他にも交通の便の良さ、治安の良さ、様々な良い点が挙げられます。

しかし、問題となるのは…初めからわかりきっていたことではありますが・・・

やはり

住宅事情でしょうか。

筆者は駐在中でもSUUMOなどの不動産情報サイトで賃貸物件を見るのがちょっとした趣味なのですが、千代田区の賃貸物件は

高い!

古い!

狭い!

の三重苦です。

千代田区は中学校では通学区域を設けない学校選択制を採用していますが、小学校は通学区域をもとに決定されます。

住居費を抑えて教育費に充てるか、その逆なのか。

中々答えは出ません。

筆者の悩みはこれからもまだまだ続きそうです。

 

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