日本人学校と補習校がすごい!-休校中にも積極的なオンライン授業を実現!

教育関連一般

日本のみならず、他の国々でも学校が再開され始めました。

そこに至るまでは休校が2,3か月実施され、家庭学習に戸惑ったご家庭も多いと思います。

私自身もコミュニケーションが発生しないオンライン学習に時間が経つにつれ不安感が増大しました。週2回行われている現地校のzoomミーティングも、コミュニケーションというには不十分ですし、子供たちにとってとても大きな機会損失だと感じました。そんな中、日本人学校と補習校の対応は群を抜いていたように感じます。

日本人学校・補習校の奮闘

下に挙げているのは私の住む地域の学校の対応になります。

・現地校ー豊富な外部リソースのオンライン学習・週二回のzoomミーティング

・現地有名私立校ー毎日9時から11時のオンライン授業・課題提出

・補習校ー土曜日のみ9時から2時までオンライン授業

補習校はもともと毎週土曜日のみですので、一概には比べられませんが授業構成・内容、全てとても素晴らしいと保護者と子供からは評判が非常に良いです。

また、青島日本人学校ではなんと2月後半からからzoomで学級交流を始めていたそうです!!すごい!!

授業の実施だけではなく世界各地、各校、様々な試みで休校中も学校と生徒間の交流がしっかりとられていました。実際にオンライン授業を始めるまでは様々な懸案があったようですが”とにかくやってみるしかない”ということでやってみたところ非常に大きな手ごたえを得られた学校が大半のようでした。

以下私の友人たちの感想をざっくりまとめたものです。

”双方向の授業になるよう、先生が工夫して授業を進めて下さっていたから子供も楽しんで参加していたし、合間にしっかり休憩時間や自習時間を挟んでくれるから中だるみせずに朝から午後までの授業に集中して取り組めていた”

普段補習校には厳しい意見も多かったのですが、この休校期間を潮目に保護者からの評価が一変したように感じます。

より詳しくは海外子女教育振興財団の日本人学校・補習校研究プロジェクトを推進しているこちらのHPをご参照ください。https://ag-5.jp/post

翻って日本国内では

オンライン授業が実施された割合は低く、プリントを渡されてお終い、という学校が多かったようです。休校期間中、各ご家庭で苦労して子供の勉強を見たり様々な工夫をして過ごされてきたと思います。先生方も危機感を募らせながら何とか子供達に学びの場を与えられないかと試行錯誤されたと思います。

日本の私の地元では8月第一週まで一学期が延長されるということです。

夏の暑い最中重いランドセルをしょって通学する子供たち、生徒の健康状態に細心の注意を払いながら授業をしなければならない先生方。リスクと負担を考えると本当にその2週間の延長は必要な措置なのか疑問です。

変化の芽を伸ばしていけたら

9月入学、オンライン授業の可能性、IT化の促進、様々な可能性がこの休校期間中に出てきました。学校が再開されていく中で、それらがうやむやになってしまい結局今回の休校期間での気づきが無に帰してしまうのでは学校の在り方は今後10年変わらないのではないでしょうか。

私自身何ができるわけではありませんが、今回の休校期間で感じたことをもっと深く考えていきたいと思っています。

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