帯同という人生の転機
海外転勤という家族にとっての大きな出来事。
各人の置かれた状況はそれぞれですが駐在する本人よりも
帯同する家族の方が人生ががらっと変わるのではないでしょうか。
子供は学校を変わらなければなりません。
もし現地校に通うのであれば言葉がまるでわからない環境にたった一人で放り込まれます。
文化も考え方も全て初めて触れるもの。
まさに青天の霹靂。
帯同者は自分自身も慣れない土地でゼロから生活をスタートさせる必要があります。
何せ駐在者本人は多忙。
知り合い作りから、子供がいれば学校や医療関係などの情報収集から手続きまでやる必要があります。
そして仕事をしていたら休職が認められる、もしくは駐在先でも勤務を継続できるという方以外は
退職しなければならない
何らかの形でキャリアが中断されてしまう
という状況になるでしょう。
駐在者本人は従来の仕事の延長ですが
帯同者は全てが変わります。
帯同者(駐妻)の今
”駐妻”と検索すると
いじめ
カースト
マウンティング
うつ
不安
孤独
・・・などというネガティブなものから
セレブ
最高
楽しい
・・・といったものまで様々なワードがヒットします
実際に駐在に帯同されている方はどのように感じていらっしゃるのでしょうか?
住んでいる地域、所属する会社や友達付き合いの輪にもよると思います。
しかし、上に挙げたものはあまりピンとこないというのが筆者の感想です。
現地の方との交流を積極的に図る方
自身の趣味や学びを深める方
資格を取る方
仕事をしている方
今の時代を象徴するように帯同者の駐在期間の過ごし方も多様です。
”駐妻”ーこの響きから連想される一昔前のステレオタイプのイメージ
優雅にランチしておしゃべりしてテニスやゴルフを楽しんで毎日楽しく暮らしている
というものではなくなっています。
こういったワードの他にヒットした中で多く見られたのが
帰国後 再就職
仕事 仕事したい
留学
副業
フリーランス
起業
・・・という仕事にまつわるものでした。
まさに、時代を象徴しています。
外国にいたとしても働きたいという希望を今は我慢する必要がないのです。
それは個人の能力であったり、リモートワークを可能な物とする現代の技術のおかげです。
労働の形は様々。
アイディア次第。
海外にいる、ということがむしろ強みになることがあるのです。
駐妻後の自分の人生を想像(創造)する
駐妻でいる時間はいつか終わります。
いつか日本に帰り駐在前のように、それまで海外で暮らしていたことがまるで夢だったかのように、日本での暮らしにまた馴染んでいきます。
今を楽しむこと。
海外で生活するという稀有な時間を大切に過ごす。
それと同時に、自分の将来の為の種を蒔く。
そんなふうに駐在期間を過ごせたらその後の人生が少し変わってくるかもしれません。
駐妻後の人生を自分の手で創り出す。
そのお手伝いとなるような情報を提供できたら、という思いでかつて帯同の為に離職した筆者は
サイト作りに取り組んでいます。
今後は駐在期間中にできる学び、仕事、実際に帰国された元駐妻の体験談、求人例などを
掲載していきたいと思っています。
質問・相談、リクエストなどお気軽にお寄せください。
また、皆様からの情報、インタビューに応じて下さる方も大歓迎です。
どうぞお気軽にご連絡ください。
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