世界各国から来たたくましい駐妻/ママたちを見て思う事

駐妻後の人生

今回の記事は筆者の個人的な話になりますが、もしよろしければお付き合いください。

世界から集まったママたちの実態

筆者の周りには世界各国様々な場所から来た人たちが多くいます。移住している人もいますし、同じように駐在できている人たちもいます。

駐在できている人たちと出会うと、”自分と同じように専業主婦なのかな”と思っていたのですが・・・

私の感覚はどうやらちょっとずれていたようで話を聞いてみると多くの人が働いています!

良かったら今度プレイデートでもしない?と聞くと働いているから平日はちょっと難しい、休日なら大丈夫よ。と言われることが多く、初対面の人にはまず”働いてる?”と聞くことにしています。

・旦那さんの駐在に伴って来ているイタリア人の仲の良い友人も始めは働いていなかったのですが、昨年からまた仕事を始めました。子供の学校のスケジュールに合わせてシフトを汲んでいて、9時ー2時、週5日。子供の学校行事の時にはお休みをとって、子供の長期休暇中はサマースクールなどに通わせて仕事は継続。恵まれた条件だと思います。

・子供の同級生でUAEからやはり旦那さんの駐在に伴い来ているママも、半年間プロジェクトに参加するために旦那さんを置いて子供を連れ引っ越さなきゃいけない。ということでしばしの別れとなりました。

・旦那さんがこちらの大学で教鞭をとっているインド人の友人はリモートワークで自分のもともと働いでいた企業のプロジェクトに参加していると話していました。

こうした世界各国のママたちの姿を目の当たりにして自分を鑑みてみると・・・

”私は自分で自分の人生をデザインしてきていないんだな”と痛切に感じました。

そしてデザインできる術を持っていないのだと思いました。

どこかで夫の駐在についていくから仕事はしなくて当たり前、子供もいるし外国生活を無事乗り切ることが第一、と自らの可能性を追求せず自分で線引きをしてしまっていたのだと反省しました。

人のせいではない

私が仕事を辞めたのは夫の最初の駐在に伴うためでした。任期がはじめから決まっていたのですが、残念ながら休職制度がなく退職と言う形になりました。ここですっぱり組織の中のキャリアが止まりました。

では、それは会社の制度のせいなのでしょうか?

それとも夫の仕事の都合を優先させたからなのでしょうか?

もちろんそれも一因ではあります。けれど、それがすべての理由ではありません。

自分の意志とスキルさえあれば今はどこにいてもキャリアを作っていける時代です。

ただ、当時の自分にはそうした発想が全く無く”夫の駐在に伴う”という意識しかなかったのです。自分自身が駐在に伴い何をするのか、その後は何をするのか全く何も考えていなかったのですね。

自分の納得感を問うてみる

私にとって重要なことは、今働いているのか・いないのかではなく、自分自身の今の状態を自分で納得しているかどうか、です。

それはというと・・・全然していません(笑)

自分ととことん向き合うー過去の振り返り

今の状態に至った経緯にはその原因をしっかりとあぶり出す作業をして納得しています。

自分の人生に対する責任感の欠如と努力・認識不足。

子供の頃から今に至るまで、人生の選択を下す中でいったいどういう決め方をしてきたか。

より安全そうなもの、親が良いと言うもの、親が喜びそうなもの、世間的に良いとされているもの。

一体どれだけの選択を本当の自分の意志でしてきたか、もしかしたら本当に自分の意志で決めてきたことってないのかもしれない。と思いました。

でも、これは親のせいでも社会のせいでもありません。この意思決定の経路を変えるきっかけはいくらでもあったはずです。でもきっと私は勇気がなくてそれを見て見ぬふりをしてきたのだと思います。

振り返りから見えてくる自分の心の中にある本当の想い

振り返ることの目的はなぜ今に至るのかの原因を知ることもそうですが、日常のやるべきこと、妻と母である自分の影に隠れている役割を取り払った自分の姿を知ることです。

それを浮き彫りにすることが今後の自分の人生を思い描く土台になります。

自分と向き合うことは苦しい

どうしようもない自分と向き合うのは本当に辛いです。向き合いながら悶絶します。今も記事を書いていていたたまれない気持ちです。後悔とみじめな気持ちに胃と心がキリキリ痛みます。

できれば目を背けていたいけれど、でもやはり向き合わないことにはスタート地点には立てないと思います。

スタート地点に立ったら想像と創造の作業

自分と向き合う作業が終わって、それを踏まえ向こう数十年をどう生きたいかを考えています。

まだ答えは出ていません。

私は良くも悪くも思い立ったら即行動派で、何か思いついたらとりあえずやってみたいタイプ。

今は土台固めの時期(本当はそれを子供・青年期にやるべきだったのですけど😢)と思い、興味のある分野について以前こちらの記事でご紹介したMOOCのコースをとったりhttps://saikou-kikoku.com/chuzuma-benkyou/、学びの部分に集中しています。

今後の話についてはまた折を見て更新していきたいと思っています。

人生をデザインするのに必要なもの

それはずばり”教育”であると思っています。

自分の人生を思うように生きたい➡自分を知ること、世界を知ること

どれだけ多くの事に気づけるか、自分自身や物事への疑問の答えをどうやって導き出すのか。その一つ一つのプロセスこそが人生を切り開いていく力になるのではないでしょうか。

教育はその芽を伸ばしていくもの。知らないことを知る喜びを知り、その気持ちを大切に伸ばしてより多くの枝を作っていくこと。そしてそれを成就させるための手段を学んでいくこと。

それが教育の持つ力であると思います。進学して就職するために施す教育ではなく、自分の人生を豊かに生きていくための教育。

世界各国の逞しいママ達に出会ったおかげで自分の中の疑問を呼び起こし認識することができました。きっかけをもらえる人との出会いはやはり素晴らしいなと感じます。

私個人の思いと取り組みを少し書いてみました。これから前に進んでいく中でも振り返りを繰り返し、自分自身に問いかけながら少しずつ進んでいけたらと思います。

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