閑話休題
家族のいる日本から離れて暮らす海外駐在員。
日本にいた時も実家と離れて暮らしていれば普段は会う機会がありませんが、もしも頻繁に行き来していた場合はそれがなくなってしまい、やはり寂しく感じられることがあると思います。
筆者自身は実はあまりさみしいな、会いたいな、と感じる事が少ないです。それというのも両方の両親共に仲良く元気にそれぞれの生活を楽しんでいてくれているからですね。それが一番有り難いです。
引き換え子供は折に触れ
おじいちゃんおばあちゃんに会いたいな
と呟きます。
そうだねー、会いたいね。と適当に相槌を打って流してしまうのですが…。
先日両親がこちらに遊びに来てくれました!
もちろん子供は親以上に大喜びです。
おじいちゃんおばあちゃんが来たからというもの、いつもとは明らかに子供の様子が違っていました。
・普段は見向きもしないボードゲームをいそいそ持ってきて一緒にやりたがる
・いつもよりよくしゃべる
・いつもは話そうとはしないことまで嬉しそうにおじいちゃんおばあちゃんに教えてあげる
・いつもよりなんで?どうして?と質問が多くなる
・算数やクイズをやりたがる
・とにかく明るい
などなど、様々な変化がありました。
そしてどれもとてもポジティブな変化!
その様子を見ていた筆者も目尻が下がりっぱなしでした。
もちろん普段からそうであってくれれば良いのでしょうけどやはり親とおじいちゃんおばあちゃんとでは色々な違いがあります。
おじいちゃんおばあちゃんのここがすごい!
・年の功!
これは大きいです。なんでも良く知っているし、今の時代と全然違う昔の話を聞くのはとても面白い!子供も興味津々。
・とにかく優しい!
海外に住む可愛い孫に久しぶり再会し、成長した姿を目にした嬉しさもありとてもとても優しいおじいちゃんおばあちゃん。子供の話もそうだねそうだね、とよく耳を傾けて聞いてくれます。好きなものも買ってくれるし遊ぶ相手もしてくれます。
・なんでもできる
人によるとは思いますが、家事、物を作り出すスキルは昔の人の方が高いと思います。家電も市販されているものも今とは全く違ったため洋服やバッグなどの小物類はミシンでさっと作りますし電化製品のちょっとした不具合などは自分で直してしまいます。生活の知恵なども新鮮なのでしょう。素直によく話しを聞きます。
普段から取り入れたいじじばば的要素
駐在中は一緒に過ごせる時間は残念ながら一時的です。
筆者が両親来訪の際の様子を見て自分も子供と接する時にこうしよう、と思った事が沢山あります。
・子供が話したい事についての話しをよく聞く
思い返すと筆者はその日の出来事を聞きたくて子供が全然関係のない話しを始めると
ちょっと待って、今日学校で何したの?どんな事教えてもらったの?
などとつい話しを遮り自分の知りたいことを優先させてしまいます。
そのせいか質問しても教えてくれない。そして会話が途切れる。
見ているとおじいちゃんおばあちゃんはうんうん、と話しを根気よく聞いてあげています。すると本当に嬉しそうにあれこれ話すんですよね。
我が身を反省し、ぜひ取り入れたいと思いました!
・とにかく明るく!
子を持つ親としての悩み、1人の人間としての悩みは尽きません。時には不安になったり不満が出てきたり色々あります。
そんな時につい顔や態度に出てしまったり。子供はそういう親の変化にとてもよく気がつきます。逆に子供に気を使わせてしまったりという事が時として起こります。
おじいちゃんおばあちゃんを見ているとそういうものを超越しているのか、常に朗らかです。子供がもし言葉にして表せない漠然とした不安を抱えている時に家族がとにかく明るくいてくれたらきっと気持ちも晴れますよね。
一緒にいて楽しい、安心できる、休まる。子供にとって家庭がそういう場所であるよう、筆者も明るく朗らかに忍耐強いじじばば要素を取り入れてみたいと思います!
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