以前にこちらの記事に日本の本を自分で読もうとしない・・・ということを書きました。
そんな筆者のちょっとした気がかりをこちらの本がもしかしたらぷぷっと解決してくれるかもしれません!
ぷぷっとかいけつ!おしりたんてい
日本に一時帰国中、本屋さんにでかけた際に表紙の絵を見て子供が一目ぼれしました。
(こちらは子供が描き写したものです)
”おしりたんてい”シリーズ、皆さんはご存知ですか?
NHKのEテレでも12月から放送が始まるようですね。このあたりからも人気ぶりがうかがわれます。
子供のお気に入りポイント
・とにかく顔がおしりという設定がお気に入り!
ぽよんぽよんのおしりが顔になっていて、われめが口になっています。そこから食べたり飲んだり。
そしてここぞ!という場面では「しつれいこかせていただきます」という決め台詞とともに強烈なおならを口(おしり)から出すというその場面は大笑いです。
おしりとか、大声で言うと大人が顔をしかめるような言葉が大好きな年ごろなのでしょうね。日本語が通じない国で良かった・・・。
・自分も一緒になって推理している気になれるところがお気に入り!
主人公は名探偵。毎回事件解決に乗り出します。
ページに様々なヒントが隠されていたり、ページに潜んでいるおしりマークを探したり、と子供がストーリーの中の登場人物の一員であるような気になれるような構成になっています。
『DOG MAN』はコミック形式でしたが、こちらは小説とコミックの間のような感じです。
ストーリーやページ構成にメリハリがあり、どんどん読み進めたくなります。
母目線のお気に入りポイント
・言葉遣いが丁寧なところがお気に入り!
おしりたんていは知的で冷静、レディーファーストなジェントルマンです。
したがって語り口もとても丁寧。
家族間で敬語で話すという事はまずない我が家のため”敬語”というものを知らない我が子。目上の方、身近な存在ではお友達のお父さんお母さんにも敬語を使うという意識も当然ながらありません。
この本を通して”ですます調”や敬語を使って話すという事をまずは”知る”事ができ、海外で育つ子供には良い影響が期待できると思います。
・考えながら読み進められるのがお気に入り!
推理もの全般に言えることだと思いますが、おしりたんていシリーズは絵の中にヒントが沢山隠されています。
字を追うだけではなく話の内容までしっかり理解しながら読み進めると同時に絵の中に隠されたヒントを見つけて自分なりに犯人の目星をつける、という作業がこの本の楽しいところだと思います。
おしりたんていシリーズは
子供が楽しみながら丁寧な言葉遣いを覚えられ、理解力と想像力が鍛えらる
親にとっても嬉しい効果のある本だと思います。
あと一歩及ばず
しかしながら『DOG MAN』の時のような劇的な変化は見られませんでした。
『DOG MAN』に出会った時には食事の時間や寝る時にまで本を手放さそうとしなかったのですが、おしりたんていシリーズはそこまで一生懸命読もうとしません。あわよくば筆者に読んでもらおうといそいそ持ってきます。
Game Changerとまではいきませんでした。
これは別におしりたんていの魅力不足、という訳ではなく単に今我が子の頭は英語が占める割合の方が日本語よりも勝っているのだと思ます。
とはいえ、日本語のほうの読書力も年齢と読書時間と共に確実にレベルアップしてきています。
英語と日本語の本を一日一冊読むということを目標に1年間取り組んできた成果が出てきているのだと実感しています。
まさに継続は力なり、ですね。
”日本語もやりなさい!!”とあまりプレッシャーをかけることなく、子供の様子をよく見守っていきたいと思います。
日本語の本のGame Changerに出会ったらまたご紹介させて頂こうと思います‼
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