【有難い!】日本の教科書、海外在住でもタダで手に入るんです!

教育関連一般

もうすぐ新年度ですね!

海外のカレンダーで生活をしている我々でもこの季節には桜の咲く中の卒業式・入学式の情景を思い出される方が多いのではないかと思います。

補習校では卒業式が行われ、これからいよいよ入学式です。子供達は新しい教科書を手にして新しい学年・学校生活に期待と不安の入り混じった気持ちでしょうか。

さて、その教科書。

日本人学校・補習校に通っていないお子さんでも無償で手に入れられることをご存知でしょうか?

昭和42年より文科省が毎年世界各地の在外公館に教科書を送付し海外在住の子供たちに無償配布しているのです。なんとも有難いですね。

実は私はこの制度を知らなかったのですが、別の国に駐在している知人が教えてくれました。現地校に通う中学生と小学校高学年のお子さんを持つ方で、補習校には通っていないそうです。日本の教科書はこの制度を利用し手に入れたそうで、同じく補習校に通わない我が家に、教科書もらえるよ!と教えてくれました。

早速文科省のHPを見てみると平成29年度には約8万人の児童に配布したとあります。

13.在外日本人子女等への教科書の無償給与:文部科学省

詳細に関してはお住まいの大使館や領事館のHPに記載があると思いますので受け取りに必要な書類や配布方法など確認してみて下さい。

ちなみにご参考までに私の住む地域は以下の通りです。

【配布対象者】

・日本国籍保有者で海外に長期滞在している者

・重国籍保有者

【配布時期年2回】

前期:4月、後期:9月

【必要書類】

子供のパスポートコピー、VISAページのコピー

【受領方法】

直接来館または郵送

私は念のため事前に電話にて教科書が入荷されて配布可能かを確認してから出向きました。

ぴかぴかの教科書を頂きました!!

 

実は子供にはまだ見せていません。

4月にはいってから我が家でささやかな小学校入学のお祝いをしようと思っています。その時まで待ってプレゼントとして渡すつもりでいます。

また経緯は追ってお話ししたいと思っていますが”補習校には行かない”と自分で決めた我が子。母の(脅かしに近い)度重なる忠告にも屈しず最後まで行かないという意志を曲げませんでした。

でも、この教科書を手にしたら目を輝かせること間違いなしです。教科書の中身はカラフルで可愛らしくて私でもページをめくるのがワクワクしました。(実は私は今でも補習校に行ったら日本人の先生やお友達と沢山出会えてきっと楽しいだろうから行ったら良いのにな~と思う気持ちがあります。)特に書写や図工などは海外で育つ子供には興味深いのではないでしょうか?

音楽の教科書は手遊び歌も多く載っています。また、懐かしのピアニカ(けんばんハーモニカ⁉)も登場しています。拍や音符も学べる内容となっており質が高いと感じます。

なんとなく”日本の教育はダメ”という雰囲気がありますが、現地校と比べると教科書の作りや内容ともに日本のものは非常に優れていると思います。私の想像ですが日本の学校は集団主義であること、思考するよりも正しくこなすことを重視しがちであるという問題なのでしょうか??

いずれにしても海外においても日本の教育が受けられたり教科書が無償で配布されたりというのはとてもありがたいことだと思います。子供と一緒に頂いた教科書を使って日本の学校の事をあれこれ思い浮かべながら学んでいきたいと思います。

皆さんもぜひ、可能でしたら日本の教科書を手に入れてみて下さいね!

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