海外駐在・帰国子女にとって私立小学校編入に必要だけど苦手になりがちなものって⁉

受験・編入情報

私立小学校への編入も視野に入れている我々(というか私だけ⁉なのですが・・・)にとって、日本語学習のサポートというのは大きな課題です。

私立小学校編入試験で課されるもので一番ネックになるのは”作文”であると思います。

作文って訓練していないとうまくは書けません。

上手く書くということ以前に日本語で自分の思っていることを文章にして書く、ということがそもそも海外で育つ子供にとっては難しいと思います。

現地校やインターなどに通っているとどうしても日本語が段々とおかしくなってきてしまうもの。チャンスがあれば一時帰国をしたり日本の事を話して聞かせたり日本の行事を取り入れて日本への興味を喚起する、日本語の本を読む、日本語で文章を書く、辞書を引いてみるなどの学習はできる時に行っていますが、日頃から感じるのは日本語で自分の考えを伝えたり書いたりする能力が伸びてこないな、という事です。学校で書いているエッセイなんかを見るとこちらが思っている以上に文章が書けているのですが、日本語となるととても大変そうです。現地校で大半を過ごす環境なので、当たり前だと思います。そこを意図的に補完・強化していくことが編入を実現させるのに重要なポイントであると思っています。

編入試験においてだけではなく、対人コミュニケーションにおいて自分を表現する言葉が潤沢であるということは精神面でも大きな余裕を与えてくれると思います。

私が外国で生活していて常日頃から痛いほど感じるのが言葉の壁は全ての行動の制限になるということ。

例えばどんなに自分の頭の中に知識が詰まっていてもそれを伝えられなかったら役には立ちません。

国語力をつけるという事は今後の人生において非常に重要です。

編入試験を受ける受けない、合格不合格にかかわらず身に付けてほしい能力です。

現在我が家は通信教育で日本のカリキュラムを学習しています。が、残念ながらこれだけでは国語力・作文力を伸ばすのに不十分であると感じます。

そこで、とある日本の塾の通信作文講座を受講することにしました!

4月末から講座がスタートし、現在初回の課題の添削が帰ってきたところです。

課題に取り組むにあたり私が気を付けたことが、”作文が嫌いにならないようまずは気軽にやってもらう”、ということでした。

思っていることを言葉にするという作業は思っている以上に難しいもの。また、作文となるとですます調で書いたり句読点の打ち方など細かい部分にも気を付ける必要があります。ですが、まず何もできなくて当たり前、ということを自分自身に言い聞かせて(でないとイライラしてしまうので(^^;))、思っていることを口頭で言ってもらい、それはこういうことかな?と確認しながら文章にしていきました。

アイディアを出してもらって、構成と具体的な文章を考えるのを一緒にやり、清書をするという流れでやってみました。

そんな風に感じていたのか、そこに目を付けていたとは意外、といった発見があり一緒に取り組んでみて楽しかったです。子供も、大喜びという訳ではありませんでしたがまぁ楽しかった、という感想だったので少し安心しました。

私自身も現在学生ですので、日頃から読み書きは沢山していますが、やればやっただけ上達した手ごたえを得られるものです。

始めはやはりある程度の訓練的要素が入ってくるため苦痛に感じるかもしれませんが、それを過ぎれば自分の考えをどんどん書けるようになってきます。そして頭の中から埋もれていたアイディアや違う視点など様々な事があふれ出てきます。それは楽しい経験であると思います。

こうした経験を積み重ねて自分を表現する喜び、物事を考える楽しさ、新しい世界が開く瞬間を感じてくれるようになるといいなと思います。

小学校編入試験対策、というよりも自分を知り、伝える喜びを知るということを意識しながらやっていきたいと思います。

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